北海道からディズニーへ向かう初日は、楽しみな気持ちと同じくらい緊張もあるものです。
朝早く起きて準備をして、飛行機に乗り遅れないか、無事に舞浜までたどり着けるかドキドキしながら移動する。
羽田空港に到着するとひとまずホッとするものの、次はリムジンバスの遅延が気になり始めます。
一方で子どもはというと、「早くパークに入りたい」「早くアトラクションに乗りたい」と気持ちは前のめりです。
さらに、滞在中にお目当ての屋外ショーやパレードの予定があると、「今日のうちに体験しておきた方が安全かも」という気持ちも強くなってきます。
天候やシステム調整でキャンセルになってしまったら、初日に見ておけば、「やっておけばよかった」と後悔しないで済むのでは…と頭の中が色々な考えでいっぱいになります。
初日の動き方によって、翌日以降の過ごし方や満足度も変わってくると、実際に何度も感じています。
この記事では、北海道からディズニーに到着した初日をどう過ごすのが良かったのか、実体験を交えながら紹介していきます。
北海道からディズニー到着日にどう過ごす?

北海道からディズニーに到着する初日は、「とりあえず入園するか」「無理せずホテルで休むか」と悩んでしまいますよね。
移動に時間がかかる分、予定通りに到着できるとは限りませんし、子どもはパークに行きたがる一方で、大人は体力や翌日のことも気になります。
私自身、「ここで無理をすると後が大変かもしれない」「でもせっかく来たし少しでも楽しみたい」と、到着日の判断にはいつも迷ってきました。
ここでは、北海道からの遠方組だからこそ感じやすい“到着日の悩みどころ”を、実体験をもとに整理していきます。
初日は予定通りに行かない前提で考える
初日は飛行機やバスの移動になりますが、飛行機もバスも不確定要素が大きく、時間が読みにくいと感じています。
というのも、飛行機は定刻通りに離陸したとしても、羽田空港の状況によっては到着が遅れてしまうこともあります。
実際に私が利用した時も滑走路が混んでいて降りられない、トラブルがあって上空で待機したこともあります。
また、荷物を預けた場合、なかなか出てこなくて予想外に時間がかかってしまう場合もあります。
さらに、羽田空港からのバスは高速道路の混雑状況により遅れることがあり、空いていれば30〜40分で着くところ、1時間以上かかってしまった経験もあります。
このように、移動中はトラブルがあってもおかしくありません。
そのため、到着日は予定を詰め込みすぎないようにした方が安心だと感じています。
到着時間ギリギリの予約を入れない方が良い
以前、予約サイトを見ているといつも人気のショーレストランの予約を取ることができました。
一度は体験してみたいショーだったので、予約を取れた時はとても嬉しかったのですが、ショーが始まる時間は15:40。
羽田空港に到着する時間が13:30頃だったので、うまくいけば14:30頃には舞浜に到着できる計算でした。
ただ、過去に舞浜に行ったときも飛行機とバスがダブルで遅れてしまった経験があっため、「何もなければ間に合うけれど、何かトラブルがあったらアウトだな」と不安になりました。
ショーレストランは事前決済するため、万が一間に合わなかった場合は1万円ほど無駄になってしまいます。
「せっかく取れたから行きたい」という気持ちがありましたが、悩んだ末、この時は、予約をキャンセルしました。
そして迎えた当日。
飛行機は予定通りに離陸したものの、羽田空港の滑走路でトラブルがあり降りられず、上空で20分ほど待機することに。
羽田到着後は大きく遅れることなく舞浜に向かえたのですが、今度はアプリ不具合でオンラインチェックインが使えないという予想外のトラブルが発生。
本来であれば、ホテルでのオンラインチェックイン後、部屋に直行する予定でしたが、フロントで手続きをしたため、ここでも予定より時間がかかってしまいました。
結果的に、パークに入園できたのは15:50。
もしショーを予約していたら、完全に間に合わない時間でした。
ショーを予約したままなら違う方法で無理矢理でも入園していたかもしれませんが、どちらにしてもバタバタしてしまったと思います。
この経験から、到着日は「ギリギリの予定を入れない」という判断は間違っていないと感じています。
入園する・しないの判断基準は「到着時間」と「翌日の予定」
北海道からのディズニー到着日にパークに入る場合
- 15:00から入園できるアーリーイブニングパスポート(土日祝のみ)
- 17:00から入園できるウィークナイトパスポート(平日)
の2択になります。
曜日により選べるものは変わってきますが、先ほどお伝えした通り、到着時間がギリギリだと間に合わない可能性があるので注意が必要です。
そのため、ディズニーホテルに宿泊の場合の目安として
- 15:00に入園したいなら遅くても13:00台に
- 17:00に入園したいなら遅くても15:00台には
舞浜やホテル周辺に到着していたいところです。
このくらいの余裕があればホテルの部屋で休んでからパークに向かったり、ホテルや部屋に寄れなくても、舞浜駅のウェルカムセンターで荷物を預けてから入園することも可能です。
なお、オフィシャルホテルの場合はウェルカムセンターが利用できますが、新浦安にあるセレブレーションホテルやパートナーホテルの場合、ホテル到着後に再度バスで20〜30分移動しなければいけないので、さらに時間に余裕を見ておく必要があります。
このように、到着日に入園するのであれば「かなり余裕を持ったスケジュール」を前提に考える必要があると思います。
一方で、翌日朝早くから開園待ちしたいなどの希望がある場合、あえて入園せずにホテルでゆっくりするという選択もおすすめです。
実際に私自身、到着日は無理せずパークに行かない選択をしたことで、翌日は朝から元気に過ごせたこともあります。
そのため、到着日に入園するかどうかは
- 到着時間に余裕がある場合
- どうしても体験したいものがある場合
- 翌日の予定(特に朝)に体力を使うか
といった点を基準に判断すると良いと思います。
北海道からディズニー初日でおすすめの過ごし方

ここまで、北海道からディズニーに到着する初日は、「予定通りにいかない前提」で考えたり、「ギリギリの予約を入れない方が安心」だということををお伝えしてきました。
とはいえ、「結局どう過ごすのが正解なの?」と思いますよね。
少しでもパークを楽しみたい気持ちもあれば、移動疲れを翌日に持ち越したくないという思いの両方があるはずです。
そこで次は、実際に私がこれまでに選んできた初日の過ごし方をもとに、無理をしすぎず、それでも「来てよかった」と思えた到着日におすすめの過ごし方を紹介します。
アーリーイブニングまたはウィークナイトパスポートで少し入園
もし早めに舞浜に到着できるのなら、アーリーイブニングパスポートやウィークナイトパスポートでの入園も選択肢に入ってくると思います。
私も何度かアーリーイブニングパスポートで入園したことがありますが、その時は「なんとなく入る」のではなく、次のような明確な目的がありました。
- ファンタジースプリングスを楽しみたいけれど、2日目だけで全て消化できないから先に少し体験したかった。
- 天候などで中止になる可能性があるお目当ての季節のショーを先に体験して「先にやっておけばよかった」と後悔をなくしたかった。
- 待ち時間の少なくなる可能性のある夜の時間にお目当てのアトラクションを体験したかった。
結果として、先にお目当てのアトラクションやショーを体験しておくことで、次の日にガツガツしなくてもよい余裕が生まれ、とても良かったと感じています。
さらに、当日は「どうせダメだろう」と諦めていたアナとエルサのフローズンジャーニーのDPAが購入できたり、ショーのエントリーに当選するという予想外のラッキーにも恵まれたのも満足度がより高まりました。
とはいえ、入園にはそれなりのお金もかかりますし、舞浜の到着時間が遅くなる場合は、無理して入園する必要はないと思います。
「せっかくパークの近くにいるなら入らないのはもったいないかも。」と感じてしまいがちですが、その時の目的や、翌日以降の体力などを考えて決めるのが後悔のない選択になると思います。
▶︎アーリーイブニングパスポートについて別記事で紹介しています。

ホテルでゆっくり過ごす
到着日はホテルでゆっくり過ごすのもとても良い選択だと思っています。
特に、次のような条件に当てはまる人には特におすすめです。
- 舞浜の到着が17:00以降になる
- 翌日は朝から全力で挑みたい
- 少しでも体力を温存したい
- 希望ホテルの希望部屋を予約できている
私自身、夕方に舞浜に到着するときはパークに行かずホテルでゆっくり過ごす選択をしたことが何度かしてきました。
「せっかく舞浜にいるし、少しだけでもパークに行きたいな」という気持ちももちろんありますが、ホテルでゆっくり過ごすことで、いつもとは違った贅沢な時間を過ごすことができました。
例えば、シェラトン・グランデ・トーキョーベイに宿泊した時は客室からパークが見え、部屋のバルコニーから花火が見えてとても嬉しかったのを覚えています。
また、トイストーリーホテルに初めて泊まった時は、念願だったホテルの世界観に入れたことがとても嬉しく、ホテル内を散策するだけでとても満足できました。
ディズニーホテルはもちろん、各ホテルそれぞれに色々な工夫がされているので、「時間を持て余してしまう」ということはないと感じています。
さらに、ホテルレストランでゆっくり食事をすると贅沢な気分で特別感が高まるのも魅力です。
実際、到着日にホテルでゆっくり過ごした日の翌日は、朝から体力に余裕があるのでパークを思い切り楽しめたのはとても良かったと感じています。
ホテルのグリーティングプランを利用してみる
これはまだ私は未体験なのですが、次回のディズニー旅行で取り入れたいと思っている初日の過ごし方です。
対象になるのはアンバサダーホテルだけなのですが、ミッキーに会えるレストランのシェフミッキーがあったり、チップとデールやミニーマウスとのグリーティングが楽しめる宿泊プランが用意されています。
チェックインの時間は15:00からですが、グリーティングは16:00~1日に数回、グリーティング専用の場所でキャラクターに会うことができます。
なお、このプランは予約時に「客室」と「グリーティングの時間帯」を合わせて予約できるプランで、当日にグリーティングを申し込めるものではありません。
パークに入らなくてもキャラクターに会えるのはとても特別な体験ですし、初日には魅力的な選択肢ですよね。
さらに、ミニーマウスとチップとデールはそれぞれをモチーフとした部屋があり、オリジナルグッズがもらえるのも嬉しいポイントです。
これまでは最終日にシェフミッキーというのが我が家の定番でしたが、次回はグリーティングからスタートというのを取り入れてみたいと思っています。
初日からキャラクターとの時間を体験したい人はぜひ検討してみてください。
まとめ

北海道からディズニーへ向かう初日は、移動の長さや不確定要素の多さから、思っている以上に気力と体力を使います。だからこそ、北海道 ディズニー 初日や北海道 ディズニー 到着日をどう過ごすかは、旅全体の満足度を大きく左右すると感じています。
飛行機やバスの遅延、チェックイン時のトラブルなどを考えると、到着日は「予定通りに行かない前提」で考えることが何より大切だと感じています。
北海道からディズニーの到着日にギリギリのショーレストラン予約や詰め込みすぎたスケジュールを入れてしまうと、かえって焦りや疲れにつながってしまうこともあります。
もし早めに舞浜へ到着できるなら、アーリーイブニングパスポートやウィークナイトパスポートを利用して少し入園し、気になるアトラクションやショーを先に体験するのも良い選択です。
一方で、到着が遅めになりそうな場合や翌日を万全な状態で迎えたい場合は、無理せずホテルでゆっくり過ごすのも、北海道からのディズニー旅行の初日にはとても良いプランです。
いずれにしても、翌日以降の予定を含め、無理をしない選択ができるかどうかが、北海道からのディズニー旅行を最後まで楽しめるかどうかの分かれ道になると感じています。
北海道 ディズニー 到着日は、「どれだけ詰め込むか」ではなく、「翌日につなげる過ごし方」を意識して決めてみてください。
▶︎北海道からディズニーは何泊がベストかはこちらでまとめています

