北海道からディズニーに行くとなると移動だけでも時間がかかって体力も消耗してしまいます。
そのため、せっかく北海道からディズニーへ行くなら、できれば3泊4日くらいかけてじっくり楽しみたいって思いますよね。
とはいえ、実際のところ3泊4日っていくらかかるの？ と気になる方も多いと思います。
私は2025年のゴールデンウィーク明けに、大人2名＋子ども1名の3泊4日で北海道からディズニーに行ったのですが、総額は合計35万円ほどになりました。
飛行機代はマイルを利用したので除外ですが、ディズニーホテル3泊、パークチケット、DPA購入、レストラン利用としっかりディズニー旅行を楽しめるものになりました。
ただ、私が行った時期はディズニーホテルやチケットの価格変動制の中でも比較的安い時期で、現在の料金をみると1泊あたり2~3万円ほど高くなっている日もあるようです。
そのため、行く日によって費用が大きく変わるということもしっかり押さえておきたいところです。
また、ディズニーホテルは価格変動制（ダイナミックプライシング）が導入されており、季節や曜日によって料金が2〜3万円前後変わることも珍しくありません。
この記事では、北海道からディズニーまで3泊4日でいくらかかるのか？そしてその金額でどんな体験ができるのかをわかりやすく紹介します。
北海道からディズニー3泊4日にかかった内訳を公開
3泊4日のディズニー旅行では、宿泊費だけでなく、パークチケット代、食事代、DPA（ディズニー・プレミアアクセス）、レストランなどの飲食代、さまざまな出費が重なります。
特に北海道からの遠方組の場合、「ホテルやパークでどこまでお金をかけるか」によって、満足度と予算のバランスが大きく変わってくると感じました。
ここでは、2025年5月（価格が比較的落ち着いていた時期）に実際にかかった費用を、できるだけリアルに内訳ごとに紹介していきます。
ディズニーホテル3泊にかかった金額
今回選んだホテルはファンタジースプリングスホテル→ディズニーランドホテル→アンバサダーホテルでそれぞれ1泊ずつ宿泊しました。
我が家では毎回、「今回はこれを叶えたい」という目的をいくつか決めてホテルを選んでいます。
今回は
- ファンタジースプリングスを思いきり楽しむ
- 朝食でミッキーワッフルを食べる
- シェフミッキーに行く
という3つを中心にホテルを検討していきました。
当初は「」ファンタジースプリングスホテル1泊＋アンバサダーホテル2泊」で計画していましたが、ディズニーランドにハッピーエントリーするときの手軽さを優先し、2日目にディズニーランドホテルに宿泊することに変更。
初日にファンタジースプリングスホテルを選んだことで、初日と2日目はファンタジースプリングスを中心にディズニーシーを満喫。
その後3日目はディズニーランドでゆっくり過ごし、最後日はシェフミッキーで朝食とミッキーのグリーティングを楽しんで帰宅という夢のような流れになりました。
今回の宿泊費は以下の通りです
ファンタジースプリングスホテル（ローズコートサイド) 75,000円
ディズニーランドホテル（スーペリア・アルコーヴルーム） 63,500円
アンバサダーホテル（キャラクタールーム）68,500円
合計 207,500円
ホテル代は同じ日でも予約するタイミングによって金額が変わることがあるので、あくまでも目安のひとつにしてください。
なお、ファンタジースプリングスホテルは予約開始日直後に確保し、ディズニーランドホテルとアンバサダーホテルは部屋タイプでかなり悩んだため、最終的に部屋が確定したのは旅行2ヶ月前でした。
同じディズニーホテル3泊でも、
- 1つのホテルに連泊するか
- 今回のようにホテルを移動するか
で、移動の手間や体の負担、旅の満足度は大きく変わります。
パークチケット・DPA・食事にかかった費用
ホテル代の次に大きな出費になるのが、パークチケットやDPA、そして食事代です。
特に3泊4日の旅行の場合
- 何日パークに入るか
- DPAをどれくらい使うか
- 食事をどこまで楽しむか
の内容によって、出費にかなり差が出てきます。
ここでは、今回の旅行で実際に使ったパーク関連の費用を、できるだけわかりやすく紹介していきます。
パークチケット代
今回は「ファンタジースプリングスを楽しむ」という目的がありました。
当初はハッピーエントリーで入園すればそれなりに楽しめるのでは？と思っていましたが、「夜はファンタジースプリングスのアトラクションの待ち時間が少ない傾向がある」という情報を入手しました。
そこで、せっかく目の前にお目当てのエリアがあるのだから、1日目は午後から入園してできる限り「ファンタジースプリングスを楽しもう」ということになりました。
3日分のチケット代の合計は下記の通りです。
1日目：アーリーイブニングパスポートでディズニーシーへ入園
大人2＋小人１ 20,200円
2日目：ハッピーエントリーを利用してディズニーシーへ入園
大人2＋小人１ 20,500円
3日目：ハッピーエントリーを利用してディズニーランドへ入園
大人2＋小人１ 20,500円
合計 61,200円
2日目と3日目はファンダフルディズニーの割引を利用したので、少し安く購入できたのは助かりました。
ホテルと同様、入園する日によって金額が変わるので、こちらもあくまでも目安として見てください。
DPAにかかった費用
DPAはアトラクションを優先的に利用できたり、ショーの鑑賞ができるチケットで、利用するものによって1,500~2,000の料金がかかります。
今回は、
アナ雪のアトラクション
ピーターパンのアトラクション
ビックバンドビート（2025/9/30で終了したショー）
マジカルミュージックワールド（ディズニーランドのショー）
Reach For the stars（ディズニーランドのショー）
に課金しようと計画を立てていました。
でも、入園当日はビックバンドビートとマジカルミュージックワールドのエントリーに当選したので、そのDPA代を他のものに変更して、最終的に
アナ雪のアトラクション 3人分 6,000円
ピーターパンのアトラクション 3人分 6,000円
トイストーリーマニア 2人分 4,000円
ドナルドのパレード 3人分 7,500円
Reach for the stars 3人分 7,500円
合計 26,000円
という結果になりました。
金額だけ見ると高く感じますが、母と息子とディズニーに行けるのは年に1回だけですし、短い待ち時間でアトラクションやショーが楽しめたので、非常に満足度を上げるものとなりました。
食事・レストラン・食べ歩きフードにかかった費用
旅行中の楽しみの一つといえば食事ですが、ディズニーにも美味しそうなフードがたくさんあって、「胃袋が足りない！」と思うほど迷ってしまいますよね。
今回は、毎回食べ歩きをするのではなく「1日1回はホテルのレストランでしっかり食べる」スタイルを選びました。
利用したレストランと内訳は
1日目 ファンタジースプリングス・レストラン 昼食3人分 16,900円
2日目 ファンタジースプリングス・レストラン 朝食2人分 11,000円
3日目 シャーウッドガーデン・レストラン 昼食3人分 16,900円
4日目 シェフ・ミッキー 朝食3人分 12,600円
合計 57,400円
という結果になりました。
改めて書き出してみるとなかなかの金額でびっくりしてしまいますが、1食をホテルでしっかり食べることで、他の食事を軽く済ませることができました。
パークフードはその日の気分や天候、混雑状況で変わるため、今回は金額ではなく「どんなものを食べたか」のみを紹介しています。
実際に3日間のパーク滞在で食べたのは
- ポップコーン
- ソフトドリンク
- スモーキーターキーレッグ
- アルコール
- ミッキーワッフル
- チュロス
と軽食中心で小腹が空いたら食べるといった具合で過ごすことができました。
また、ホテルの食事はどれも美味しく、ビュッフェでそれぞれに好きなものを好きなだけ食べられましたし、飲み物も含まれていたのでとても満足できました。
パークフードを食べたい人には不向きかもしれませんが、1日はこのようにホテルの食事を利用するのも良いと思います。
北海道からディズニー3泊4日この予算で感じた満足度
これだけの金額をかけてディズニーへ行くなら、「どれくらい満足できたのか？」は気になるところですよね。
特に北海道からの遠方組は、移動だけでも体力を使うため、旅全体のゆとりが満足度に直結すると感じています。
今回の3泊4日のディズニー旅行では、高齢の母と小学生の子どもがいる3世代ファミリーが無理せず、それぞれに楽しめるプランを意識しました。
その結果、「詰め込みすぎず、でもやりたいことはしっかり叶えられた」充実感と達成感のある旅になりました。
ここからは、この予算で実際に感じた満足度や正直な感想をお伝えしていきます。
3泊4日だから感じた時間と心の余裕
3泊4日の旅行でよかったと感じたのは、2日間まるっと舞浜で過ごせるという「余裕」です。
乗り物に乗って長距離の移動をする必要がないだけで、ゆったりとした気分で過ごすことができました。
また、ディズニーホテル同士の移動の場合、チェックアウトの時に手続きをすれば次のホテルに荷物を運んでもらえます。
パークに行くための服装と持ち物だけでホテルも移動できたのも、余裕を感じられる大きなポイントでした。
さらに、ファンタジースプリングスホテルはパーク一体型、ディズニーランドホテルはパークの目の前にあるので、ホテルからパークの移動距離が短いのもポイントで、この距離の短さが、時間短縮だけでなく、体力的な負担を減らしてくれたと感じました。
3泊すべて違うホテルを選んだことで、毎日荷造りをしなければいけない慌ただしさはありましたが、ディズニーホテルのチェックアウトが12:00だったのも助かりました。
一度パークに行ってから部屋に戻って荷造りができたのも、想像以上に慌ただしさを軽減できました。
この予算でのメリット・デメリット
この予算でのメリット・デメリットを紹介します。
今回は3泊4日で35万円と、決して安くはない旅行でしたが
- ディズニーホテルに3泊したこと
- 本当に体験したいものに絞ってDPAを購入したこと
- 1日1回はホテルでしっかりと食事をしたこと
休める場所、体験したかったこと、食事と旅の中で大切したい部分にしっかりお金をかけたことで、無理なくすごくことができ、いつもの旅行より満足度が格段に上がりました。
「課金しなければ楽しめない」という話ではなく、今回は次のような目的がはっきりしていました。
- 高齢の母が1人でもホテルに戻りやすいように、パークとホテルの移動距離を短くしたい。
- 待ち時間を短縮してアトラクションやショーを楽しみたい。
- 揚げ物や甘いものばかりの食事になることを避けたい
これらの目的をクリアするために、あらかじめ予算をかける部分を決めて思い切って行動した結果、その結果、全員が楽しめる旅行になったと感じています。
また、ディズニーリゾート内で過ごしていたので、交通費がリゾートラインのフリーきっぷ代だけで済みました。
さらに、ホテルでしっかり食事をしたことでで、食べ歩きフードが控え目にできたのも、結果的に節約になったのではないかと思います。
さらに、エントリーに当選したことで、代わりに当初諦めていたアトラクションやショーのDPAを購入し他ので、短い待ち時間で体験できることが増えたのは予想外にお得だったと感じています。
ただ、デメリット感じています。
- 毎日ホテルを移動したことで、毎日の荷造りやチェックインがあったので、少し面倒に感じた。
- 違う時間帯や違うビュッフェレストランを選んでも、似た印象で少し飽きてくる。
- 色々なパークフードを楽しみたい場合は毎日ホテルレストランを利用する必要はない。
と感じました。
3泊4日のディズニー旅行では、初日をどう過ごすかによって、旅全体の余裕や満足度が大きく変わります。
北海道からの移動日は想定通りにいかないことも多いため、入園する・しないの判断やおすすめの過ごし方を別の記事で詳しくまとめました。
▶ 北海道からディズニー到着日はどう過ごす？初日のおすすめプランはこちら
まとめ
北海道からのディズニー3泊4日旅行は、総額およそ35万円ほどかかりました。
※この金額には北海道から羽田までの往復航空券代は含まれていません。今回はマイルを利用したため、現地でかかった費用を中心にまとめています。
金額だけを見ると決して安くはありませんが、実際に行ってみると「これだけやり切った」という不思議な達成感とかなり高い満足感が残りました。
今回はディズニーホテル3泊に加え、DPAやホテルレストランの利用など、体力や移動の負担を減らすために出費が多くなりました。
次に行くときは、毎日レストランを利用しないプランにしたり、違うディズニーホテルを選ぶかもしれません。
それでも「また3泊で行きたい」と思えるほど、3泊4日には大きなメリットがありました。
ディズニー旅行は、行く時期や開催中のイベントによって楽しみ方が大きく変わります。
一方で、ホテルの予約は4ヶ月前から始まるため、目当ての部屋がある場合は先に予約だけ挑戦し、そこから旅程を考えていくのも楽しみ方のひとつだと感じています。
頻繁には行けないからこそ、予算や過ごし方のパターンをいくつか想像しながら、自分に合った形を見つけてもらえたら嬉しいです。
行く季節によって混雑状況や体力の負担、楽しみ方も変わってくるので、あわせて検討してみてください。
▶ 北海道民が感じた「ディズニーはどの季節が一番楽？」リアル体験はこちら
