ディズニーのプライオリティパス終了!その後、パークの有料化はどこまで進む?

先日、東京ディズニーリゾートから「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス(無料の優先パス)」のサービス終了という、衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。

発表されてから数日が経ち、SNS等でも様々な意見が飛び交っていますが、私も頭の中で思考がぐるぐると止まりません(笑)。

この発表は、単なる一つのシステム変更に留まらず、今後のパーク運営のあり方を大きく左右しそうな出来事です。

結論から言うと、「ついに、事実上無料の優先パスの時代が完全に終了した」ことを意味しているのではないかと考えられます。

最初にニュースを知った時、「40周年記念」という前半部分がなくなって、ただの「プライオリティパス」として継続するだけでは?とも思いましたが、もしそうなら終了の発表と同時に、9月1日からの新しい名前や運用方法がアナウンスされるはずです。

それがないということは、名称変更ではなく「システムそのものの幕引き」なのではないかと予想しています。

では、プライオリティパス終了、ディズニーリゾートのパーク運営は一体どうなってしまうのでしょうか?考えられる未来を5つの視点で深掘り・考察していきます。

目次

1. 終了後はしばらく「スタンバイ」と「DPA」のみで運営?

まず考えられるのが、プライオリティパスだけがシンプルに消滅し、しばらくの間は通常の列(スタンバイ)と、有料の「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」の2択だけで運営されるパターンです。

ハロウィーンやクリスマスという、1年で最も混雑するシーズンを迎える前に無料の優先パスをなくしてしまうのは、一見大胆な判断のようにも思えます。

ただ、プライオリティパスの終了にはメリットもあります。

現在、スタンバイの列がなかなか進まない大きな原因の一つが、「プライオリティパス(優先レーン)からの合流」です。

これが完全になくなることで、純粋なスタンバイの待ち時間が若干減る(列の進みが早くなる)可能性は十分にあります。

また、朝から並ばないとパスを取得できないということもなくなりますし、「有料のDPAを買わないアトラクション(または旧プライオリティパス対象)のアトラクションには一律で並ぶ」という、シンプルかつ公平な割り切りになると予想されます。

2. 本命?「DPA(ディズニー・プレミアアクセス)」の対象拡大と価格改定の行方

もう一つの大きな可能性が、DPAの対象アトラクション拡大です。

実は、先日のオリエンタルランドの株主総会でも、DPAの見直し(価格や利便性の向上)について言及がありました。今回のプライオリティパス終了は、まさにその布石だったのではないかと思われます。

💡 関連記事: [株主総会・決算発表でのDPA見直し発言について簡単にまとめた過去記事はこちら]

もし現在のプライオリティパス対象アトラクションが軒並みDPA(有料)になるとしたら、最も気になるのは「価格設定」です。ここからは、希望と現実的な予想を交えて考えてみます。

もし現在のプライオリティパス対象アトラクションが軒並みDPA(有料)になるとしたら、最も気になるのは「価格設定」です。ここからは、希望と現実的な予想を交えて考えてみます。

理想を言えば、現状のラインナップに価格の「傾斜」をつけてほしいなと、個人的に思っています。

たとえば、現在の価格(2,000円)のままだと夕方まで売れ残りがちなラプンツェルやピーターパンは1,500円に。スプラッシュ・マウンテンやベイマックスあたりは1,000円に下がれば、ユーザーとしてはありがたいですよね。

アトラクションのクラス現状の価格終了後の予想・希望
超人気A級(アナ雪・ソアリン・美女と野獣など)2,000円2,500円(値上げの可能性?)
新アトラクション(新スペース・シュガーラッシュ)2,500円(導入は確実)
現在残りが出やすいDPA(ラプ・ピーターパン、スプラッシュマウンテンなど)1,500円~2,000円1,500円〜1,000円(値下げの希望)
現在プライオリティパス対象のアトラクション1,000円~500円(正直500円だとありがたい)

ただ、そうなると「これまでのプライオリティパス対象だったアトラクション」は一体いくらになるのでしょうか。

複数人で訪れるファミリーなどを考えると、パスの料金がワンコイン(500円)くらいだと助かりますが、500円単位で細かく刻んでくるとは少し考えにくい気もします。

現実的な路線として考えられるのは、「既存のプライオリティパス対象を1,000円で有料化し、その代わりに超人気アトラクションを値上げする」というパターンです。

つまり、ソアリン、アナ雪、トイマニ、美女と野獣、そして来年オープン予定の「シュガー・ラッシュ」や新「スペース・マウンテン」といった最上級アトラクションを、現在のショーと同じ2,500円へと値上げする可能性です。

パークを効率よく楽しむためにDPAを購入することが当たり前になってきているとはいえ、もしこの価格帯が現実になれば、家族で行く場合の総額は一気に跳ね上がってしまいますよね。

値上げに絶対反対ということではないですが、これ以上の「課金(有料化)」が増えるのは、いちファンとして正直きつい……と思ってしまうのが本音です。

3. 単品買いのまま?それともUSJのような「セット販売」になる?

もしDPAの対象が拡大された場合、これまで通り「1枚ずつの単品買い」ができるのか、というルール面も少し気になります。

仮に今までと同じルール(購入から1時間後、または利用後でなければ次のDPAが買えない)だとすると、1日に買える枚数は限られてくるでしょう。

そうなると、朝一にどのアトラクションのDPAを確保するべきか、今まで以上にシビアな「攻略」が必要になり、初心者にとっては難易度が上がってしまうかもしれません。(その代わり、人気アトラクションのDPAが瞬殺で完売する……ということは減るかもしれませんが……。)

そこで考えられるのが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で導入されている「エクスプレス・パス」のような『複数アトラクションのセット販売』の可能性です。

もし導入された場合、セットの中に自分が体験したいものがすべて含まれていれば最高ですが、「これは乗りたいけど、こっちは乗らなくていいや……」という不要なものまでセット料金に含まれてしまうのは、日帰り勢や遠方組にとっても少し手が出しづらくなります。

あるいは、海外のディズニーパークで導入されている「ライトニング・レーン(LL)」のような、有料システムが日本にも導入されるかもしれませんね。

4. 2027年度導入と噂される「DPAの事前購入」の前倒しはあるか?

かねてから噂されている「DPAの事前購入(パーク入園前からの予約)」。公式の発表では「2027年度の導入を目指す」という話がありました。

今回のプライオリティパス終了発表の時期や流れを見ると、2027年度の比較的早いうちに導入されるのではないかと予想しています。

というのも、2025年から「ファンダフル・ディズニー(ファンクラブ)」の特典として、一部のショーのDPA事前販売が行われています。

これはいわば、「事前にDPAを決済・管理するシステム」の壮大な実証実験(練習)と考えるのが妥当でしょう。

ファンダフル・ディズニーの会員特典として、ランドのショーの「Reach for the Stars」は継続的に事前DPAを販売していますし、2026年の夏もショーの事前DPAの販売がされることになっているので、ここでもさらに検証が進むのだと思われます。

ここにアトラクションの事前販売が加わるとなるとかなり複雑なシステムになると思いますが、どのような形になるのか、今から導入が楽しみですね。

5. 有料化が進むと「バケーションパッケージ」との差別化はどうなる?

最後に気になるのが、パーク最高峰のプランである「バケーションパッケージ(バケパ)」との差別化です。

バケパの売りは、「人気アトラクションを事前に時間指定(またはフリー)で予約できること」です。

もし一般ゲスト向けにDPAの事前購入が本格的に始まってしまうと、バケパをわざわざ購入するメリットが薄れてしまうかもしれません。

うまく攻略できる人であれば、ホテルは安めに抑えつつ、パークはバケパのように過ごすということも可能になってくるかもしれません。

仮にそうなった場合、バケパの価値を保つために、さらなる差別化が行われるはずです。

現在でもバケパで人気の「アトラクション乗り放題プラン」も何かしら強化される物があるかもしれないですし、「バケパ限定キャラクターグリーティング」やその他グッズやサービスの充実など、より高付加価値なサービスへシフトしていくのではないかと予想します。

一方で、事前にアトラクションの予定をカチッと決めたくない人や、予定を決めることに不安を感じる人もいるので、これからのパークの過ごし方も、より変化していくのだろうと思います。

まとめ:無料の時代が終わった「その後」のディズニーに注目

現時点では公式からの追加発表が何もないため、これらはすべて推測の域を出ません。

しかし、今回のプライオリティパス終了のニュースは、東京ディズニーリゾートが「無料のファストパス文化」に完全に別れを告げ、本格的な「有料選択式のパーク」へと舵を切った決定的な瞬間だと感じています。

この変化が、私たちゲストにとって「お金で快適さを買えるスマートなパーク」になるのか、それとも「目的を明確に、計画を立てなければ攻略できない、難易度が度が上がる難しいパーク」になるのか、いずれにしても、今後の公式発表から目が離せませんね。

あなたは、プライオリティパス終了のパークはどうなると思いますか?

6月末にはまた株主総会が行われるので、その頃にはまた新しい情報や動きがあるのではないかと予想されます。

最新情報が分かり次第、改めて考察していきたいと思います。

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